2005年7月の出来事

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2005年7月27日(水) 今月のカレー部

 カレー部の活動でスリランカ料理のお店に行きました。無難に「スリランカカレー」を注文したのですが、食べてみてビックリ。かなり辛めでした。大汗をかきながら食べることになったのですが、とっても美味しかったです。ちなみに、一緒に行った皆さんも一様に辛そうに食べてたのですが、僕の様子を見た後輩は「平然としている」って評価してました。いやいや、大分、イッパイイッパイでしたよ。 (★★★☆☆)

2005年7月25日(月) 議論

 夕方、後輩のU君と議論しました。彼の研究に関係している内容なのですが、物理現象の基本的な振る舞いに関する事なので、僕でも話についていけます。しかも、僕にとっても興味深い内容なので、ついつい沢山喋ってしまいがち。しかし、後で冷静になって考えると口を出し過ぎたかなと反省してしまいます。余計なことを言ったせいで、彼の考えが僕の意見に捕われてしまったらどうしよう。

2005年7月24日(日) 夏の勉強会

 物性理論研究室恒例の夏の勉強会。今年のテーマは「分子モーター」です。基本的にイベント大好きなので、今年も発表する事にしました。今日はそのための資料を集めてお勉強です。図書館で「分子モーター」と冠している本を数冊集めて、流し読み。どうやら、筋収縮を司る分子モーターの話題が多いようです。もう少し深く勉強したら、他の分子モーターについても分かるかな?

 熱浴のお勉強の続き。Nose-Hoover の熱浴を使うときには、系と熱浴の結合の強さを適切に選ばないと、カノニカル分布を実現する為に必要な計算時間が、とても長くなってしまうことを学びました。短い時間だと、平均値は設定温度と一致していても、温度の揺らぎ幅がカノニカル分布からは、ずれてしまうみたいです。

2005年7月23日(土) 熱浴

 昨日に引き続き、熱浴の勉強。今日はNose-Hoover chainなるものを学びました。調和振動子系では、Noseの熱浴は上手く働かないらしいのですが、Nose-Hoover chainだと上手くいくらしいです。論文を読むのに時間がかかって、プログラムの実装までいけなかったのが残念ですが、有意義な一日が過ごせました。

 今日も後輩に沢山ちょっかいを出してしまいました。貴重な時間を使わせてしまって申し訳なかったです。でも、お陰で現象が大分理解できました。予想では「問題は周期境界条件にあり」。彼の計算結果を聞くのが楽しみです。

 後輩のお陰で今日分かったこと。

動的構造因子のセルフパートは、動的構造因子よりも大きな値をとりうる。
U君、ありがとう。

2005年7月22日(金) 熱浴

 後輩と議論していて自分の知識の不足を感じたので、能勢の熱浴について勉強しました。参考書を片手に、頑張って数値計算のプログラムを実装。なんとなくそれっぽいのができました。しっかりと理解できれば、熱浴と接した系について、自分で色々と調べられるかも。週末に沢山いじって遊んでみよう♪

2005年7月21日(木) 叱咤激励

 論文の執筆がとてつもなく遅い事に関して、先生からやわらかい言葉でお叱りを受けました。「のんびり」と言うより、むしろ、「だらだら」とやっていたので、お叱りも仕方ないです。お陰で、気持ちがピリッとしたので、明日から気を引き締めて取り組めそうです。

2005年7月20日(水) あっという間

 今日も一日があっという間に過ぎていきました。やりたい事は沢山あったのですが、全然こなせませんでした。何でこう、効率が悪い動きしかできないのだろう。勉強や研究が計画通りに進まないのは、仕方ないのでしょうか。

 昨日のゼミで出された宿題、「マルコフ過程でマスター方程式を導出する」をやりました。4年生の時に一度やったはずなのですが、その時の能力では全然理解できなかったので再挑戦です。今は、基礎知識も増えたし、参考文献も増えたので、大分しっかり理解できました。一番参考になった本は、確率微分方程式の勉強にも使った、 C. W. Gardinerさんの「Handbook of Stochastic Methods」。少々値段が張ったのですが、色んなところで活躍してくれているので、良い買い物だったと思っています。

2005年7月18日(月) 連休明け

 週末の連休は、体調も考慮して、思いっきり休みました。お陰で、体力・気力共に充実。元気いっぱいに復活です。

 休んでいる間に、東野圭吾さんの小説「変身」を読みました。東野圭吾さんは、僕のお気に入りの映画「秘密」の原作を書かれた方で、「秘密」を読んで以来ファンになりました。今回読んだ「変身」は、「拳銃で頭を打たれて重傷だったけれど、脳移植で奇跡的に助かった」という、現在の医療技術ではほとんど起こらないと思える状況設定。でも、非現実的なのはその設定だけで、その他の状況は現実に即してます。特に、主人公の心理描写が素晴らしく、自分の心の変化に思い悩む主人公の気持ちが強く伝わってきて、僕も一緒に思い悩んでしまいました。

2005年7月13日(水) 体調は上昇傾向

 先週末から体調が悪化して、とうとう昨日は家で寝込んでしまいました。でも、一日寝まくったお陰か、今朝の目覚めはなかなか快調。体調も回復してたみたいです。

 今日は病み上がりのせいか、頭がボーッとしていまいち働かなかったので、面白そうな論文を読む日にしました。いくつか読んだのですが、今日一番のヒットは、「反発するように結合した位相振動子の同期」についての論文です。これまで僕が良く目にしてきた結合振動子は、大体、お互いの位相を揃える様に結合していたので、この論文のテーマは目新しく感じました。例によってあまり深くは読み込んでいないのですが、論文によると、結合の仕方(全部繋がっているか、一次元状に繋がっているか)で、結合を強くした時に振動数が同期するかしないかが変わるようです。全部がお互いに繋がっている時は、結合をいくら強くしても同期できなくて、一次元状に繋がっているときは、適度に結合を強くすると同期できるみたい。繋がってる相手が多いと同期の邪魔をしそうなので(結合が反発的だから)、直観とはあっているかな。

参考文献

"Repulsive Synchronization in an Array of Phase Oscillators"
L. S. Tsimring, N. F. Rulkov, M. L. Larsen, and M. Gabbay
Phys. Rev. Lett. 95, 014101 (2005)

2005年7月9日(土) 引き続き体調不良

 今日も朝から体調が悪かったです。それでも何とか昼頃に起き出して学校へ。こういうとき、研究室という家以外の居場所があると、外に出かけるきっかけになって良いです。学部生の頃だったら、ずっと部屋で潰れていたかもしれません。

 「映画の中の本屋と図書館」という本を読みました。その名の通り、本屋や図書館が登場する映画が紹介してある本です。図書館が話のキーポイントになっているものだけではなく、一場面に図書館が登場するものも、図書館のシーンに着目して紹介してあります。いくつか観たことのある映画も含まれていたのですが、自分とは別の視点で状況が捉えられていて、興味深かったです。

2005年7月8日(金) 体調不良

 いまいち体調の優れない一日でした。朝、目が醒めてから暫くくしゃみが止まらない。微妙に体がだるくて、気力が湧いてこない感じでした。ちょっと辛いなって思ったのですが、今日はゼミの日なので、気力を振り絞って登校。頑張ったかいあって、ゼミは楽しかったです。

 後輩経由で回って来たアンケートの「最近はまっているものを書いてください」って項目に、

と書きました。そのアンケートの他の質問は、「好きな車は?」とか「車を購入する基準は?」とか、車に関するもの。上の答えはアンケートの趣旨から大分外れているかも。大学院生に聞くからこんな事になるのです(笑)

2005年7月7日(木) セミナー

 今日は研究室のセミナーで論文紹介をしました。ブラウン粒子の力に対する応答の話です。粒子の動ける経路を工夫すると、系の温度を上手い具合に時間変化させて非平衡状態にする事で、強い力に対して粒子が力と反対向きに動くようになるみたいです。始めは凄いと思って読み始めたのですが、理解が深まるとそれほど凄さが感じられなくなりました。理屈が不明だと面白く感じるのでしょうか?

 ちなみに論文は、

"Paradoxical nonlinear response of a Brownian particle"
R. Eichhorn and P. Reimann
Phys. Rev. E 70, 035106(R) (2004)
です。興味ある方はどうぞ。

2005年7月6日(水) 寝不足

 少し前まで、蒸し暑さのせいで夜眠りにつくのが遅くなったり、夜中に目が醒めてしばらく眠れなかったりして、起床が異常に遅くなってました。数日前から、崩れた生活のリズムを朝の方に戻す為に、「睡眠が足りてなくてもムリヤリ起床作戦」を敢行。日々の睡眠時間が5時間くらいの生活をしています。普段は7時間から8時間くらいぐっすり寝てるので、この睡眠時間はかなりの寝不足。頭が働かないと勉強も研究も上手く進まないので、最近は単純作業で日々を過ごしてます。早く、普通の睡眠時間に戻って頑張らねば。

2005年7月5日(火) あたふた

 今度の木曜日は研究室のセミナー担当です。論文紹介をしようと思っているのですが、その準備にあたふたしています。紹介の流れは一週間程前に準備していたのですが、今日になってスライドを作ろうと思い立ち、あくせく頑張りました。大体できたのですが、まだ未完成。明日、仕上げをしなければなりません。

2005年7月2日(土) ゲーム

 最近、またゲームにはまっています。現在進行中なのは、「ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-」。昔スーパーファミコンで出てた「ロマンシングサガ」を元に大幅リメイクした作品です。このシリーズは、ある程度自由にストーリーを進められる「フリーシナリオ」システムが特徴。わがままな僕にはピッタリです。ロマサガ2とロマサガ3は何度もやった事があるのですが、ロマサガは未経験。それゆえ、ミンストレルソングは新鮮な気持ちで楽しめています。

 先週の日曜日に購入してから、毎晩、帰宅してからのゲームタイムが待ち遠しいです。そのおかげで、日中に勉強・研究を頑張れているのかもしれません(笑)「ゲームをしすぎるとゲーム脳になる」とか、「ゲームのせいで、仮想と現実の区別がつかなくなる」とか、ゲームをする事に対しては世間(マスコミ?)の風当たりが強いですが、やりすぎない内は、気分転換やストレス発散など、いい面も多いと思います。RPGなんかだと、映画や小説等と同様に、制作者の生み出す世界・雰囲気を感じる事で気持ちが豊かになるしね。

2005年7月1日(金) 議論して

 昨日の発見に関して、先生と少し議論しました。久しぶりに熱くなって話したので、気分爽快です。先生も、「理解が深まったから結果的に良かったのでは」と、おっしゃってくれたので楽しさ倍増。いやー、最近は毎日楽しいです。

 Fokker-Planck 方程式について少し勉強しました。メインは前々回のゼミでYさんがコメントして下さった、「Fokker-Planck 方程式は Shrodinger 方程式の形に変換できる」ことに関してです。ついでに今まで曖昧に理解していた、境界条件に関してもしっかり理解。また、自分の勘違いを発見しました(笑)


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